Music: 荒城の月

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		ー大阪イタリア祭特別企画ー
		柳沼裕美(ユミ・アンナ・フォンタナ)イタリアオペラコンサート
		関西あさくら会 オペラ鑑賞の夕べ
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		■日 時 :平成26年3月7日(金)
		■場 所 :大阪市中央区大手前1−3−49 大阪市ドーンセンター
		■時 間 :18:30開演〜20:30終演
		■料 金 :【前売り】3,000円 【当日】3,500円

		関西あさくら会会員で常任理事の、高村馨氏(健食の会会長)繋がりで、大阪イタリア祭の
		オペラ鑑賞の機会があり、関西あさくら会からも有志で参加した。文化部長ではあるが井上
		は先約があり参加出来なかった。以下の写真は田中事務局長から送られてきた写真である。

		昔から、果たして日本人にオペラがわかるか?という有名な議論がある。作家の安部公房は
		「理解出来ない」と主張し、大江健三郎は「日本人にもオペラはわかる」と唱えていた。
		これは「果たして外国人に歌舞伎が理解できるか?」という命題と同根であるような気がす
		る。
		理解するとはどういう事なのか。見て嬉しい、聞いて楽しいだけで悪いのか。議論は重ねれ
		ば重ねるほど混迷の域へ突入する。しかし、自国の文化を理解しない民族も世界中には山ほ
		ど居るし、文化大革命やアフガンの石窟破壊のように、自国の文化を破壊し続ける民族もい
		まだにいる事を考えれば、文化とは所詮民族の成熟度に起因する。自国の文化を愛し、他の
		人々にも愛して欲しいと願うには、社会が成熟している必要がある。
		成熟した民主社会に生きる人々にとっては、あらゆるものは興味の対象であり文化度を高め
		る対象である。「肥満児による裸の異常なぶつかり合い」とペリ−一行の従者が評した相撲
		は、いまや国際的な格闘技「SUMOH」としての地位を得て、チャンピオンは外国人である。

		オペラを真に理解するためにはイタリアの文化や歴史を知らねばならない、という安部公房
		の言葉は理解出来るが、だからと言って全ての民族の生い立ちや歴史を知ることなどは不可
		能である。畢竟文化とは、観察・鑑賞する個々人の脳内の思考そのものに他ならない。


		

		

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		○プログラム
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		【一部】森羅万象・日本の四季
		    日本文化(邦楽など)とイタリア文化(オペラ)の源流を探る

		【二部】オペラ・カンツォーネの世界へ
		    (オペラ)
		    ・ビゼー「カルメン」より闘牛士の歌
		    ・プッチーニ「ジャンニスキッキ」より私のお父さん
		    ・モーツァルト「ドンジョパンニ」より二重唱、手を取り合って他
		    (カンツォーネ)
		    ・カタリカタリ グラナダ べサメムーチョ

		【三部】日伊合同演奏(和楽器との共演)
		    (裕美・ヴィクトルさんとの和楽器によるコラボ)
		    ・桜変奏曲・荒城の月・フニクラフニクラ・花は咲く他


		

		

		

		

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		柳沼裕美(ソプラノ)

		武蔵野音大声楽科入学。在学中福井賞受賞、卒業後はイタリアパルマ音楽院人進学。2004
		年ローランドニコロージ国際声楽コンクール2位、同年ヨーロッパ声楽コンクール優勝を果た
		しヨーロッパ各地で活躍。近年はナウシカオペラインターナショナルを主催しプロデューサー
		としても活動。



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